新聞オリコミを補完する、フリーペーパーに対するオリコミチラシ広告とは?
新聞購読者は年々減っております。新聞を読む世代はシニアを中心とした活字世代になり、主婦、育児ママ、30代以前の男女は新聞を読まなくなってきました。大きな理由のひとつはスマホ・ネットでニュースを読めるため、お金を支払ってまで新聞を購入する必要がなくなったためです。
エリアマーケティングというと、一昔前までは新聞オリコミを実施すればことたりましたが新聞未購読者層の拡大により、リーチできない世帯が拡大しています。10代、20代、30代の若い世代のみでなく、40代以上にも広がっています。そのため、新聞オリコミのみを実施するだけでは特定エリアにある全世帯をカバーできないため、新聞オリコミ以外のメディアでも広告出稿する必要がでてきました。このエリアマーケティングにおいて、この新聞未購読者層に対するアプローチで最適なメディアのひとつがフリーペーパーに対するオリコミチラシ広告になります。
ポスティングで配布されるフリーペーパーなら新聞を読んでいない未購読者層に対してリーチすることができます。ただ、本当に配布してくれる媒体社かどうかを見極める必要がございます。
また、媒体によっては、配布する号にもよりますが、部数が配布実数と公称部数が違う可能性がございます。
ただ、媒体によっては新聞オリコミより安い部単価でフリーペーパーにチラシを挟み込むことができます。
そのあたりも考慮してチラシを手配する必要があるため、見極め力と熟練度が求められます。
しかし、スマホ・ネットではエリアマーケティングでまだまだ弱いです。だからこそ、このフリーペーパーのチラシ広告のメリットを理解して使いこなす必要がございます。
フリーペーパー・オリコミチラシ広告の使いこなすためのスキル1
全国には数多くのフリーペーパーが点在します。その数は千数百媒体!媒体の特徴もさまざまです。
この中から、自社のニーズにあった、獲得したい見込み顧客を持つ媒体を探すには手間がかかります。
ただ、以下の基準で媒体選定をすることをおススメします。
プロモーションしたいエリアにマッチしているか?
市町村単位できめ細かくエリアセグメントができるようにしているフリーペーパーが多いため問題ないのですが、配布体制が整っていないなどの関係ででいない媒体もあるため注意が必要です。
ターゲットはマッチしているか?
フリーペーパーの場合、育児ママ向け、富裕層向け、アウトドアに興味のあるシニア向け、病気が気になるシニア向けなど、さまざまな媒体がございます。だから、コンテンツ内容を確認してから、ターゲットが合っているかどうかをまず確認してください。
ただ、多様化した価値観のこの世の中においては、媒体社が狙っている読者層と実際の読者層がずれているケースがございます。これを見極めるためには、コンテンツ内容を確認するだけでは足りません。
見極めで最もよい方法のひとつは、継続的に出稿しているクライアントを確認する。そしてそのクライアントらが狙っているターゲット層がどこかを見極めれば、狙ったターゲットが読者層かどうか見極めることができます。
フリーペーパー・オリコミチラシ広告の使いこなすスキル2
今まで実施していた新聞オリコミとエリアが重複してしまった場合、どうするのか?
新聞オリコミでレスポンスが悪かったエリアと同じところに、フリーペーパーのオリコミチラシを再度やるべきかどうか?この答えは非常にシンプルでやるべき。理由として読者層が違うからです。
同じエリアなら、媒体が違っても読者層が被っているということについては否定できません。
ただ、媒体に対してどれくらい精読するかということについては、読者の趣味嗜好、媒体の編集内容の好き嫌いによって大きく左右されます。更には、広告の触れかたも違います。だから、エリアが被っても問題ございません。たとえば、新聞オリコミで結果が出なくても、新聞社が発行している拡販誌(新聞の朝刊に折り込んで配布)の純広告は結果がでたということも多々ございます。
その逆パターンも場合もございます。だから、小ロット(小さい枠)での反響テストをすることをお奨めします。クリエイティブが悪い場合もあるので、複数回テストして結果がでなければ次の媒体にいけばいいのです。
また、媒体社によっては国勢調査データと媒体社の配布データを組合わせて配布ができるため富裕層エリア、主婦読者が多いエリアなど、きめ細かくターゲットをセグメントすることもできます。
フリーペーパー・オリコミチラシ広告の使いこなすスキル3
フリーペーパーのオリコミチラシを、その媒体で実施するかどうかを考える際に最も重要な指標は、同業他社が実施しているかどうかにつきます。競合企業が継続して実施していれば費用対効果が見合う形で反響が取れているということなので、反響テストをすべきです。
実施していない場合、フリーペーパーの純広告を1ページ以上の枠のサイズで継続的に出稿していれば、フリーペーパーのオリコミ広告をテストしたほうがよいです。
また、新聞オリコミで反響が落ちてきているエリアに対して、代わりに実施することもお奨めします。上記のスキル2でも説明しましたが、広告の触れかたが違うだけなので反響テストを複数回実施することをお奨めします。
また、新聞オリコミを意識しているフリーペーパー会社がほとんどのため、新聞オリコミよりも安い部単価でオリコミ広告を実施できるケースが多々あります。
フリーペーパー・オリコミ広告の成功事例
成功事例1 : 町丁別セグメントで新聞折込よりも反響が出たフリーペーパー・オリコミチラシ成功事例
エリアマーケティングを展開する広告主様にとっては、店舗周辺のエリアに住んでいるターゲットをどこまでカバーできるか?という点は、重要なポイントです。
以前は、新聞折込を実施していれば、商圏内の見込み顧客にもれなくアプローチできて、反響も取れるという時代もあったのですが、最近は、新聞を購読していない「新聞未購読世帯」が増えている影響もあって思うように反響が出ないという広告主様からの相談も増えてきました。
また、新聞購読者層はシニアが中心。
今回紹介をさせて頂く「学習塾」の広告主様にとっては、商圏は合致しても、ターゲット層がずれてしまうことになり、思ったような反響が出ないという課題が出てきているのです。
その課題を解決したのが、主婦・ファミリー層向けの自宅にポスティング配布されるフリーペーパー・オリコミチラシ。ポスティングだから、新聞の購読有無とは関係なく商圏内の家庭に漏れなくリーチすることができ、チラシ単体でのポスティングとも違って、捨てられにくいという特徴もあります。
■新聞未購読世帯にリーチして成功!フリーペーパー・オリコミチラシ事例
学習塾・習い事は、教室の場所が決まっているため、かなり狭域のエリアで集客をする業界のひとつです。
特に学習塾・習い事となれば、エリアのセグメントに加えて「該当する年齢の子供(幼稚園~高校生)がいるかどうか?という点も重要です。
幼稚園~高校生の子供がいる年齢層となると、30~40代が中心の世代になってきます。
以前は、どの家でも新聞を購読していたため、商圏エリアにて新聞折込広告を実施することで、一定数の該当世代にリーチすることができていたのですが、今は若い世代(20~40代)における新聞購読率がさがっており、「エリア」条件は満たせても、「ターゲットの年齢層」を満たすことが難しくなってきています。
この部分を「新聞未購読世帯にポスティングされるフリーペーパー・オリコミチラシ」で補完することで、大成功しました。
■フリーペーパー・オリコミチラシの成功事例まとめ
【広告主】学習塾
【案件】新規会員獲得
【活用メディア】ポスティングされるフリーペーパーへのチラシオリコミ。
※町丁レベルでセグメントができる為、かなり厳密にターゲットを絞り込み!
神奈川県内の大規模都市を中心にポスティングされるフリーペーパー。
ポスティングでのエリア内到達率80%以上と、 エリアマーケティングをしたいクライアントにはオススメの媒体です。
【部数】1~2万部(学習塾の場所を中心に町丁レベルでセグメントしました)
【結果】新聞折込より効果がでることもあり、春期・夏期・冬期講習の際は毎回出稿。
反響が新聞折込よりも良いため、5年以上続けている学習塾もあるそうです!
成功事例2 : フリーペーパーオリコミでチラシをしっかりリビングに届けて反響アップ
チラシをつくってポスティングしたけど、思っていたよりも反響がこない…
という広告主様からの相談をいただくことがございます。
反響を増加させるために、クリエイティブの内容、オファーの魅力など、様々なポイントでチェックをしていくことも必要かもしれませんが、まずはそのチラシ、ターゲットの方にきちんと手に取られて、広告紙面の内容を確認してもらっているのでしょうか?
今回紹介させていただくのは、「読み物として人気があるフリーペーパー」にチラシ折込をすることで、その場では捨てられずにリビングに持ち込まれ、広告に目を通してもらう確率があがり、反響につながりました。結果、半年間(10回)の発行のうち6回も継続出稿が決まったという成功事例です。(現在も継続中です)
ブランド品買取の店舗を中心に折込広告を実施。
チラシ自体は、通常の新聞折り込み等でも使っているもので、特にクリエイティブの変更は行っていません。では、何故半年間で6回もの出稿を決めるほど効果がよかったのでしょうか?
■フリーペーパー・オリコミチラシをおすすめする理由
- フリーペーパー・オリコミチラシは、 そのほとんどが家のポストにフリーペーパーに挟まれた状態でポスティングされます。
その為、チラシが捨てられたり、持ち歩いている途中に抜け落ちる心配がありません - クライアントの商圏に住んでいる「新聞未購読世帯」にも訴求することが出来ます。
- ポストにいれられたフリーペーパーは「読み物」がきた、という認識が強く、郵便物等と一緒に、リビングまでしっかり入り込むことができ、家事のスキマ時間などでフリーペーパーを読む時にチラシにも目を通してもらえる可能性が高い。
(チラシのみのポスティングの場合、内容を読んでもらう前に捨てられてしまう可能性もあります)
今回紹介するフリーペーパーは、表紙に人気俳優やタレントのインタビュー記事が掲載されており、単独で折り込まれるチラシに比べても、家庭内に持ち込まれる可能性が高いのだそうです。
実際に、このフリーペーパーにチラシを折り込んだブランド品買取店は、半年間10回の発行のうち6回も継続出稿したそうです。広告主様からも、新聞購読者以外のターゲットにリーチできていると好評だそうです。
■フリーペーパー・オリコミチラシの成功事例まとめ
【広告主】ブランド品買取店
【案件】新聞購読者以外の家庭への自店の告知及び集客
【活用メディア】
大阪府内の各家庭へポスティングされるフリーペーパー。
新聞購読者以外の家庭に配布されるため、新聞未購読世帯を中心にアプローチが可能です。
【部数】76,000部
【結果】半年間(10回)の発行のうち6回も継続出稿(現在も継続中)
新聞購読者以外のターゲットにリーチできていると好評だそうです。
オリコミチラシでオススメの広告媒体(一部)
■東京・神奈川・埼玉
媒体概要 | エリア | ターゲット | 部数 | 実績業界 |
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地域生活情報紙にチラシ折込が可能!全国で790万部発行。40歳前後の主婦にリーチできます。一軒一軒確実にポスティングで配布 | 全国 | 主婦 | 790万部 | 携帯ショップ、工務店(モデルルーム集客)墓石、通信販売、大手銀行(新規口座開設)、学習塾、商業施設など他業種からの出稿実績あり。 |
首都圏の主婦向け生活情報紙に広告掲載・チラシ同配が可能。専属スタッフによりポスティング配布。 | 東京 | 主婦・シニア | 83万部 | 折込広告全体の内、不動産関連が約40%を占める。 その他、習い事関連などを掲載。 【不動産関連】約40% クライアント例:物件売買広告など ・住宅情報館(年24回/1年以上継続) ・他、リフォーム業者など 【習い事関連】約20~30% クライアント例: ・興学社(年2回) ・学研教室 ・カーブス ・他、英会話教室、先生募集などもあり 【備考】 その他、介護求人、過払い金相談会(年12回)など |
横浜市青葉区の地域情報紙に広告掲載・チラシ折込が可能。青葉区全域でポスティングされ、主婦・シニア層にリーチできます! | 神奈川県 | 主婦・シニア | 60,000部 | 折込広告全体の内、学生塾関連、お墓関連、理髪店等実施 |
■大阪
媒体概要 | エリア | ターゲット | 部数 | 実績業界 |
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大阪府内の北区内全域にポスティング配布されるフリーペーパー | 大阪 | 主婦・シニア | 76,000部 | ホテル、エアコン・クリーニングなど。 本誌でも健康食品や化粧品、エステ・美容系の広告出稿多数。 |
阪神間のエリアで版分け発行している地域密着フリーペーパーにチラシ折込。 豊中市を中心にポスティング配布。 |
大阪 | 主婦 | 11万部 | 折込広告全体の内、お稽古関連、不動産関連がそれぞれ約30%を占める。 その他、飲食関連などを実施。 【お稽古関連】約30% クライアント例: ・個人経営の学習塾(年3~4回) ・地元フィットネスジムなど 【不動産関連】約30% クライアント例: ・三井のリハウス・物件売買広告 ・中古物件査定募集広告(年6回) ・分譲マンション ショールーム広告 【飲食関連】約20% クライアント例: ・スイーツ関連 イベント告知広告(年12回) |
■福岡
媒体概要 | エリア | ターゲット | 部数 | 実績業界 |
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福岡の旬の情報を満載したフリーペーパーに広告掲載、チラシ折込、冊子折込が可能。 月2回、約33万5千部発行。 |
福岡 | 主婦 | 33.5万部 | 折込広告全体の内、習い事関連が約30~40%を占める。 その他、不動産関連などを実施。 【習い事関連】約30~40% クライアント例: ・個人経営学習塾(年3回) ・フィットネスジム 【不動産関連】約10~20% クライアント例: ・マンション販売広告(年複数回) 【備考】 主要な広告主は求人、塾、不動産、飲食、通信など |